2008年06月20日
ドラスティックがとまらない!
先週、またもや奥利根湖にカヤックに行ってまいりましたが
普段は釣り・山菜取りの人がパラパラいる程度なのに
今日に限っては、狭い山道に駐車の列。
何だ!と思っていたら奥利根のダムの放流見学会ということで
奥利根湖の水を大放出していました。
「それだけで、これだけの人? みんな暇だなあ。」と
思って山道をあがっていくと
どっどっど~とすごい音。
見あげると道の上からナイアガラの滝(見たことありません)
のような水が降り注いできました。
その滝?の近くは大雨のように水が叩きつけられ歩いている人は
びしょ濡れ!!
馬鹿にしていた僕もしばし、車を止めて口ぱっくり開けて
その迫力に見とれていました。水の威力はすごい。
午後のカヤックの練習は、水の怖さにすっかりびびり
こじんまりとした練習となりました。
ご挨拶程度に日曜の体験を紹介しようと思いましたが
結構書いてしまいました。
それだけ、僕が興奮してしまったということだと理解して下さい。
さて、企業の再生ということで書いていますが
前回は、リスケ等による痛み止め的な対処の話でした。
今回は、よりドラスティックな(ふざけた題名でごめんなさい、
内容がシリアスなので少しでも雰囲気を変えようとした努力と
とらえていただくと幸いです。)再生方法を見ていきましょう!
でも、不思議に思いませんか?
なんで銀行が貸したお金をなかったことにしてくれるのか?
その理由は
その会社が今の債務をかかえたままでは倒産してしまう。
倒産するよりは、その企業が再生し、優良な企業(銀行の格付けなどで)
に生まれ変わることのほうがメリットがあるから債権を放棄、
若しくはサービサー等に債権を売却するんです。
銀行のメリットとは何か?
①先程も言いましたとおり、倒産されてしまいその企業への
債権がパーになってしまうよりも債権を少なくすることで企業が
生まれ変わり、この先、少しでも回収金額を多くできるという
メリットがあります。
また、貸倒引当金として、格付けにより一定の
引当金を積み立てておかなければならず、銀行内にある資金を
有効に運用できないというデメリットもあります。
(逆に格付け優良先であれば引当金を積み立てる必要はないんです)
②2つめのメリットとして
銀行の状況が良くなり利益をしっかりと確保できる金融機関が出てきました。
(最近はサブプライムの問題で損失を出す金融機関が出てきましたが)
ただし、中身を見ていくと(特に地方の金融機関は)この先破綻しそうな
貸し出し先がいまだ多く存在し、未来の金融機関の業績を悪化させる時限爆弾
を多くかかえているという状況です。
そんな恐ろしい状況に指をくわえて待っているわけには行かないので
その時限爆弾のうち、再生可能(本業でしっかりと利益を出している、
もしくはこの先、利益を出せそうな)な貸出先の債権を減らして優良先
へと変身させようというわけです。
国としても日本を再生するために地方経済を活性化させたいという思惑が
あるので、金融機関が出した利益と債権放棄や債権の売却によって発生した
損失を税務上損失としてみとめ利益からその分の損失を差し引く(支払う税金
を少なく出来る)ということを認めることになりました。
法人税はおよそ40%なので100億円の利益をだしたら60億しか
手元に戻りません。しかし100億円の利益と60億円の債権放棄での
損が発生すると40億円×40%で16億円の税金となり手元に84億円
のこるということになります。
(更に、貸倒引当金に引き当てていた金額もその会社が優良先になることに
より引き当てる必要がなくなり戻ってきます)
以上のようなことがあるので
銀行も総合的に判断してメリットがあると感じれば債権放棄や債権売却に
応じるということが出てくるんです。
BUT なんでもかんでも債権放棄や債権売却損を認めていると
国としては、税収が減ってしまうので国が定めた再生ガイドラインに
沿っての処理かどうかなどチェックしてきますし、銀行株主(地方銀行等は
上場しているところが多い)により訴えられたりされる可能性がある等
他のステークスホルダーとの関係も複雑に絡んでくるので簡単ではあり
ません。
この点を注意しながら金融機関が最終判断することになります。
以上のように今回は視点を変えて金融機関サイドから見てみました。
これを踏まえて次回、ドラスティックな方法を見ていきましょう!
普段は釣り・山菜取りの人がパラパラいる程度なのに
今日に限っては、狭い山道に駐車の列。
何だ!と思っていたら奥利根のダムの放流見学会ということで
奥利根湖の水を大放出していました。
「それだけで、これだけの人? みんな暇だなあ。」と
思って山道をあがっていくと
どっどっど~とすごい音。
見あげると道の上からナイアガラの滝(見たことありません)
のような水が降り注いできました。
その滝?の近くは大雨のように水が叩きつけられ歩いている人は
びしょ濡れ!!
馬鹿にしていた僕もしばし、車を止めて口ぱっくり開けて
その迫力に見とれていました。水の威力はすごい。
午後のカヤックの練習は、水の怖さにすっかりびびり
こじんまりとした練習となりました。
ご挨拶程度に日曜の体験を紹介しようと思いましたが
結構書いてしまいました。
それだけ、僕が興奮してしまったということだと理解して下さい。
さて、企業の再生ということで書いていますが
前回は、リスケ等による痛み止め的な対処の話でした。
今回は、よりドラスティックな(ふざけた題名でごめんなさい、
内容がシリアスなので少しでも雰囲気を変えようとした努力と
とらえていただくと幸いです。)再生方法を見ていきましょう!
でも、不思議に思いませんか?
なんで銀行が貸したお金をなかったことにしてくれるのか?
その理由は
その会社が今の債務をかかえたままでは倒産してしまう。
倒産するよりは、その企業が再生し、優良な企業(銀行の格付けなどで)
に生まれ変わることのほうがメリットがあるから債権を放棄、
若しくはサービサー等に債権を売却するんです。
銀行のメリットとは何か?
①先程も言いましたとおり、倒産されてしまいその企業への
債権がパーになってしまうよりも債権を少なくすることで企業が
生まれ変わり、この先、少しでも回収金額を多くできるという
メリットがあります。
また、貸倒引当金として、格付けにより一定の
引当金を積み立てておかなければならず、銀行内にある資金を
有効に運用できないというデメリットもあります。
(逆に格付け優良先であれば引当金を積み立てる必要はないんです)
②2つめのメリットとして
銀行の状況が良くなり利益をしっかりと確保できる金融機関が出てきました。
(最近はサブプライムの問題で損失を出す金融機関が出てきましたが)
ただし、中身を見ていくと(特に地方の金融機関は)この先破綻しそうな
貸し出し先がいまだ多く存在し、未来の金融機関の業績を悪化させる時限爆弾
を多くかかえているという状況です。
そんな恐ろしい状況に指をくわえて待っているわけには行かないので
その時限爆弾のうち、再生可能(本業でしっかりと利益を出している、
もしくはこの先、利益を出せそうな)な貸出先の債権を減らして優良先
へと変身させようというわけです。
国としても日本を再生するために地方経済を活性化させたいという思惑が
あるので、金融機関が出した利益と債権放棄や債権の売却によって発生した
損失を税務上損失としてみとめ利益からその分の損失を差し引く(支払う税金
を少なく出来る)ということを認めることになりました。
法人税はおよそ40%なので100億円の利益をだしたら60億しか
手元に戻りません。しかし100億円の利益と60億円の債権放棄での
損が発生すると40億円×40%で16億円の税金となり手元に84億円
のこるということになります。
(更に、貸倒引当金に引き当てていた金額もその会社が優良先になることに
より引き当てる必要がなくなり戻ってきます)
以上のようなことがあるので
銀行も総合的に判断してメリットがあると感じれば債権放棄や債権売却に
応じるということが出てくるんです。
BUT なんでもかんでも債権放棄や債権売却損を認めていると
国としては、税収が減ってしまうので国が定めた再生ガイドラインに
沿っての処理かどうかなどチェックしてきますし、銀行株主(地方銀行等は
上場しているところが多い)により訴えられたりされる可能性がある等
他のステークスホルダーとの関係も複雑に絡んでくるので簡単ではあり
ません。
この点を注意しながら金融機関が最終判断することになります。
以上のように今回は視点を変えて金融機関サイドから見てみました。
これを踏まえて次回、ドラスティックな方法を見ていきましょう!
2008年06月10日
再生の可能性
大変、ご無沙汰になりました。
先週は週の半分が浅草に出張でしたので、更新できませんでした。
その分、浅草寺に参拝に行ってきたり、以前勤めていた会社が浅草
だったりしたので元同僚とお酒を飲んだりしていました。
その同僚は、新卒の体育会系学生に特化した採用支援会社に移ると
のことでした。
いやあ、人材関連ビジネスは熱いですね。但し、企業がこぞって
その市場に打って出ている状態なので勝ち抜くのは厳しい環境ですが…
今後も注目していきたいと思います。
さて、前回の続きです。
銀行からの借入れが過剰に膨れ上がり(バブル時に不動産を買ったり、
本業のために過剰な設備投資をしたが、その後のバブル崩壊や不況に
よる売上・利益の激減により)返済するまで長期間かかる、若しくは
実質、返済不可能になってしまい資金が回らなくなったときのお話です。
ここで、そのまま話を続けてしまう前に
金融機関が認める返済期間ってどのくらいだろう?という疑問に
答えておきたいと思います。
都市銀行だと5年~最大15年くらい。
その他の地方銀行・信用金庫などは、10年~最大20年くらい。
この基準から大幅に超過してしまうと銀行から「抜本的な
経営改善計画を出してください。」と通告されてしまう可能性があります。
そんなときにどうするか?ということをお話していきたいと思います。
方法としては大きく分けて2つ。
1つは薬での痛み止め的な治療方法。
そしてもう1つは手術のようなドラスティックな治療法。
今回は痛み止め的な手法を見ていきましょう!
痛み止め的な手法…。具体的に言うと金融機関に助けてもらいながら
追加融資をしてもらったり、返済を一時とめてもらったり、
返済期間を延長してもらったり。
いわゆる世間でいう追加融資とリスケ(リスケジュール)
というものです。
但し、追加融資に関しては、新に担保の差し入れや新たな連帯保証人を
つける等の条件をつけられます。
しかし、既に担保設定されてないものはない状態の会社は多いですし
今後、どうなるかわからない会社に大事な親族や友人に連帯保証など
お願いできないと思います。
(また、再生という視点からも後継者(息子さんなど)の連帯保証は
絶対に断ってください。再生が難しくなります)
そうなると、リスケをお願いして、払える範囲での返済計画に変えて
もらうわけですが、ただ、簡単に金融機関がこれに応じてくれるとは
限りません。
リスケとは、貸し出しの条件変更ですので、例えば返済期間の変更(
延長)や貸し出し金利の変更(利下げ)、返済の一時停止などを行なう
ことです。
ということはそもそも、返済してもらえると判断して貸し出しをOK
した銀行の審査自体が間違っていた!という自らの失敗を認めること
になりますので簡単に認めてはくれません。
ですので、リスケといとも簡単に言う方がいますが
そのためには相手を納得させるだけの資料(借入れの状況表、事業計画
表、再建計画表など)を作成して、誠意を持って接しなければ協力は
得られません。
その点をしっかりと考えながら対応していくことが肝心です。
しかし、この痛み止め的な治療法は、痛みを止めているだけなので
根本の改善になっていません。返さなければいけない債務の総額は
変わっていませんし、そもそも返済原資の利益が出ていない赤字会社
ならば再度、借金が増えていきやがて倒産という問題の先延ばしでしか
ないのです。
ですので、過剰な債務をかかえている企業は、もっとドラスティックな
治療法(手術を要する)で債務の金額自体を圧縮しなければなりません。
ただ、この方法も借金が魔法のように消えてしまう!夢のようなもので
はなく会社の売れる資産は売却し、過剰人員はリストラし、それこそ今
まで愛着をもって運営していた会社や従業員と共に痛みを伴っての改革
になります。その点は勘違いなさらないでください。
また、上記のリスケの結果を見ると無駄なように思われるかも知れません
がリスケなどにより時間の猶予をもらうことは無駄ではありません。
資金繰りに逼迫した経営者は、頭のほとんどが資金繰りのこと
になってしまいます。これは、仕方のないことです。
ただ、こうなってしまうと本業の改善や従業員へのリーダーシップ等、
社長として力を発揮しなければならない他のことに頭が回らなくなります。
そうならないためにも、リスケなどで時間的な余裕を持つことも場合に
よっては、非常に大事になりますのでその点も頭に入れていただけると
幸いです。
とにかく、借金を苦に体を悪くする、家族が崩壊する、最悪、死すら意識
してしまうというようなことにならないよう心の保険として皆様に
企業再生の可能性を知ってもらいたいと思っています。
ちょっと重いテーマですが
重要なことだと思いますのでお付き合いの程をお願いします。
先週は週の半分が浅草に出張でしたので、更新できませんでした。
その分、浅草寺に参拝に行ってきたり、以前勤めていた会社が浅草
だったりしたので元同僚とお酒を飲んだりしていました。
その同僚は、新卒の体育会系学生に特化した採用支援会社に移ると
のことでした。
いやあ、人材関連ビジネスは熱いですね。但し、企業がこぞって
その市場に打って出ている状態なので勝ち抜くのは厳しい環境ですが…
今後も注目していきたいと思います。
さて、前回の続きです。
銀行からの借入れが過剰に膨れ上がり(バブル時に不動産を買ったり、
本業のために過剰な設備投資をしたが、その後のバブル崩壊や不況に
よる売上・利益の激減により)返済するまで長期間かかる、若しくは
実質、返済不可能になってしまい資金が回らなくなったときのお話です。
ここで、そのまま話を続けてしまう前に
金融機関が認める返済期間ってどのくらいだろう?という疑問に
答えておきたいと思います。
都市銀行だと5年~最大15年くらい。
その他の地方銀行・信用金庫などは、10年~最大20年くらい。
この基準から大幅に超過してしまうと銀行から「抜本的な
経営改善計画を出してください。」と通告されてしまう可能性があります。
そんなときにどうするか?ということをお話していきたいと思います。
方法としては大きく分けて2つ。
1つは薬での痛み止め的な治療方法。
そしてもう1つは手術のようなドラスティックな治療法。
今回は痛み止め的な手法を見ていきましょう!
痛み止め的な手法…。具体的に言うと金融機関に助けてもらいながら
追加融資をしてもらったり、返済を一時とめてもらったり、
返済期間を延長してもらったり。
いわゆる世間でいう追加融資とリスケ(リスケジュール)
というものです。
但し、追加融資に関しては、新に担保の差し入れや新たな連帯保証人を
つける等の条件をつけられます。
しかし、既に担保設定されてないものはない状態の会社は多いですし
今後、どうなるかわからない会社に大事な親族や友人に連帯保証など
お願いできないと思います。
(また、再生という視点からも後継者(息子さんなど)の連帯保証は
絶対に断ってください。再生が難しくなります)
そうなると、リスケをお願いして、払える範囲での返済計画に変えて
もらうわけですが、ただ、簡単に金融機関がこれに応じてくれるとは
限りません。
リスケとは、貸し出しの条件変更ですので、例えば返済期間の変更(
延長)や貸し出し金利の変更(利下げ)、返済の一時停止などを行なう
ことです。
ということはそもそも、返済してもらえると判断して貸し出しをOK
した銀行の審査自体が間違っていた!という自らの失敗を認めること
になりますので簡単に認めてはくれません。
ですので、リスケといとも簡単に言う方がいますが
そのためには相手を納得させるだけの資料(借入れの状況表、事業計画
表、再建計画表など)を作成して、誠意を持って接しなければ協力は
得られません。
その点をしっかりと考えながら対応していくことが肝心です。
しかし、この痛み止め的な治療法は、痛みを止めているだけなので
根本の改善になっていません。返さなければいけない債務の総額は
変わっていませんし、そもそも返済原資の利益が出ていない赤字会社
ならば再度、借金が増えていきやがて倒産という問題の先延ばしでしか
ないのです。
ですので、過剰な債務をかかえている企業は、もっとドラスティックな
治療法(手術を要する)で債務の金額自体を圧縮しなければなりません。
ただ、この方法も借金が魔法のように消えてしまう!夢のようなもので
はなく会社の売れる資産は売却し、過剰人員はリストラし、それこそ今
まで愛着をもって運営していた会社や従業員と共に痛みを伴っての改革
になります。その点は勘違いなさらないでください。
また、上記のリスケの結果を見ると無駄なように思われるかも知れません
がリスケなどにより時間の猶予をもらうことは無駄ではありません。
資金繰りに逼迫した経営者は、頭のほとんどが資金繰りのこと
になってしまいます。これは、仕方のないことです。
ただ、こうなってしまうと本業の改善や従業員へのリーダーシップ等、
社長として力を発揮しなければならない他のことに頭が回らなくなります。
そうならないためにも、リスケなどで時間的な余裕を持つことも場合に
よっては、非常に大事になりますのでその点も頭に入れていただけると
幸いです。
とにかく、借金を苦に体を悪くする、家族が崩壊する、最悪、死すら意識
してしまうというようなことにならないよう心の保険として皆様に
企業再生の可能性を知ってもらいたいと思っています。
ちょっと重いテーマですが
重要なことだと思いますのでお付き合いの程をお願いします。


